当医院は、今週もドクター・スタッフ一同、健康な状態で仕事に努めております。
出勤後の検温も習慣となり、より一層スタッフ間での健康チェックが深まってきた様に思えます。
免疫力を高めるレシピを伝授し合ったり・・・
早寝を心掛けいる様子で、スタッフ一同一丸となって、万全な状態で日々職務に徹している事を実感しています。
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新型コロナウィルスが歯科に関わるインターネット・マスメディアの情報について、目にする度に耳にする度に、不安に思われている方も多いことと思います。
少しお話させて頂きたいと思います。
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TVマスメディアやインターネット等では、歯科に関する新型コロナ問題の情報が毎日のように出回っております。
しかしその殆どは、歯科医療特有の感染対策に関する知識を十分理解していない、本体の専門家が見た場合には明らかに患者様や歯科医療従事者の不安を過度に煽るような短絡的な情報が少なくありません。
現在、当医院もそうですが、多くの歯科医院は日々の感染対策以外に風評被害の対応にも追われております。
風評被害が長期化した場合には、個人開業医が多い歯科医院にとっては、一層深刻な物資不足や倒産危機を招く可能性があります。
つまり、国民の皆様にはコロナ問題が収束したとしても十分な歯科治療が受けられない最悪の事態を全国的に招く危険性があります。
一方、患者様におかれましても、いつまでも終わりの見えないコロナ危機に不安を募らせて、歯科の症状が日に日に悪化していく不安を抱かれる方も少なくありません。
残念ながら、今回の新型コロナウィルスに関しては、現状有効な治療法が見つかっておりません。
また、どのような行動が正しいのかも誰もわかりません。
だからこそ、長期的な視点で一層冷静な行動が求められます。
★エアゾール感染を防ぐ為の取り組み
1)新型コロナウィルスに感染した疑いのある患者様の治療制限を行う。
2)治療前に1%過酸化水素水やイソジン等で患者様のうがいを徹底する。
3)術者は、マスク(サージカルマスク2枚)ゴーグル装着を徹底する。
4)処置は可能な限り、エアゾールが飛ばない様な工夫を行う。
5)診療は換気の良く広い空間が確保される診療室で行う。
(場合によっては、診療人数の制限を行う)
6)確実な口腔内なバキュームを活用する。
7)院内の空気清浄・消毒を徹底する。
8)白衣・防護服の消毒を徹底する。
歯科医院の感染管理の徹底はもちろんですが、患者様のご協力が非常に重要ととなります。
★医療物資の不足問題について、実際は??
現在、ニュースで取り上げられている以上に、歯科医療分野の医療物資が深刻な状況です。
この状況が続くと、今まで可能だった感染対策が不十分となり、歯科医師や歯科医療従事者の感染リスクは高くなります。
このような困難な状況下においても、多くの歯科医療従事者が自らの危険を顧みず、患者様が感染しないよう、細心の注意を払いながら必死で診療にあたっています。
当院でも、現在治療を継続してくださっている患者様の感染を防ぐため、必要な医療物資の備蓄に加え、コロナ対策は長期戦になると考え、積極的に医療物資を購入し、最善を尽くした診療を行っています。
色々と患者様のご希望・ご期待に添えない事もあるかもしれませんが、担当医や歯科衛生士・スタッフとご相談の上、今出来る事を冷静に判断して頂ければ幸いです。
奈良西デンタルクリニック
院長 中村 明